これはかなり似ている。
前回は、芸術の秋ということで、奈良美智展に行ってきたおはなしでした。
今回も、今更そのおはなしを、グイグイひっぱり伸ばしてお伝えします。
日曜日の昼下がり、いや、もうおやつの時間、横浜美術館にて芸術の秋を堪能。。。
奈良さんのアトリエを再現したような展示。
とても可愛くてシュールな作品もあり目をひきましたが、他にも興味深い作品はいっぱい。
デッサン画では、描き直した後などが分かるので、
この描き直す前のバランスだと、また別物になっちゃうんだなぁ~とか、描き直した後のバランスのこっちの方が、確かに、なんか可愛くみえるなーとか、
勝手にいろいろ、思いを巡らせてました。
奈良さんの描く少女は、なんとなく皮肉っぽい感じがあり、それは、このバランス感があるからか!なんて一人感心しておりました。
他にも、音楽のフレーズにもしかしたら?、いや、たぶん絡めたであろう?、でも、気付かない人は気付かない、気付くとちょっと面白い、そんな作品もいくつか、ありました。
そんな中、わたしがグッと来たのは、
「あの娘がうたうaikoが好きだ」
という作品。
ま、まさか、これは…
住所不定無職(3人組ガールズバンド)の「あの娘がうたうaikoが好き」という楽曲と、もしや絡めてあるのかな!?
なんて思って、一人うれしくなりました。
気付かないと気付かないけど、気付くと面白い。
他にも、英語やドイツ語で、ひとことフレーズが添えられた作品もあり、皮肉さたっぷりのフレーズにクスッと笑えたりしました。
そして、最後の方の展示では、ほぼ同じ構図で、表情や色合いが違う3つの大きな女の子が描かれた作品がありました。
何度も、その3つを見比べ、口もとや、目の表情が違うだけで、こんなにも違ってみえるのかぁ~と思いつつ、ということは、実際の人間もきっとそう見えるわけで、見え方って怖いな、と思いました。気をつけなければ、、、
いろいろな作品を見て、まさに芸術だな!と思いました。
そして、これ見てきたらいいよ!と勧めてくれた訳もわかったような。。。
この奈良美智さんの展示。
「君や僕にちょっと似ている」
は
ちょっとどころじゃなく
「これはかなり似ている、(わたしに。)」
と個人的に思いました。
いろいろ発見や、思うこともあり、大変面白かったです。
というわけで、帰り際には、ポストカードを購入して、芸術の秋の余韻に浸りつつ、横浜美術館をあとにしました。
では今回は、これにて。
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