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2012-02-29

雪国

トンネルを抜けると、そこは雪国だった…

お久しぶりです。

今回は、約2週間前の、とても貴重な体験のおはなし。

東京から、新幹線で小一時間。
越後湯沢から約三時間ちょっと電車に揺られ、降り立つ駅は、石川県の金沢駅。
そこからさらに、30分ほど電車に揺られ、ようやく地元の駅に着く。

私の、実家への帰省はいつもそんな感じ。

それなのに…

先日は、、、

越後湯沢にて乗り換えてしばらく、、

「大雪のため、直江津が通行できません、そのためこの電車も動けません。電車内でしばしお待ちください…」

という内容のアナウンス。

その日はちょうど、大雪の日。
あぁ遅れるんだなぁ~なんて思い、雪の降る窓の外を見つめました。

が、しかし、かれこれ3時間その状態に…

さすがに気分は、(´_ゝ`)となりつつ、

「とりあえず、六日町まで向かいます」

とアナウンス。

ようやく動き出した電車。
窓の外は雪国。
トンネルを抜けなくても雪国。

そして、六日町に着き、またもや、動かず。

「直江津の除雪終わり次第運行します。電車内かホームにて、このままお待ちください。」

と言われ、かれこれ…

アナウンスのたびに、

「お待ちください…」


昼過ぎに東京を出て、もはや夜!!

しかし、いつ動き出すかわからないため、六日町の改札から外には出ないでください、としきりにアナウンス。

そして、時間だけが過ぎ、窓の雪はしんしんと積もり、あれ?外が見えないよ!?的な状況。

ちなみに、私の隣の席の方は、大変ふくよかな男性で、外の寒さとは裏腹に、あたたかい…漂う熱気…

そしてようやく、午後10時頃に車中泊決定+今から軽食をお配りしますとアナウンス。

おなかすいたけど、軽食って?

と思いつつ、配られたのは、、、

缶パン

乾パンではありません。缶のパン と ペットボトルのお茶…

確かに軽食。
いやしかし、なんだこれ…

そして車中泊。
無理、眠れない。

そこからまた、かれこれ3時間。

午前1時頃、真夜中の静かなるアナウンス。

「直江津の除雪は、午前4時頃終了予定で、この駅の除雪は午前5時頃終了予定です。終了次第運行いたします。」

えっ
朝までこのまま!!(゜-゜)

ようやく、動き出す時間が明らかになりつつも、
さすがに、もう限界。

募る不安と、減るおなか。

動き出さない電車と動きまわりたい衝動。

ついに真夜中に、改札を抜け、地上に降り立ちました。

向かった先は、駅の近所のコンビニ。

近所と言っても、除雪された雪が、まさに「壁」になった道を歩いて15分…

雪降る中、巨大な除雪車にひかれそうになりつつ、人間雪だるまになりつつ、もはや、ここがどこかもよくわからず。
しかし、私は誰?というほどではなく。

たどり着いたコンビニには、たぶん、同じ電車の乗客らしい人がちらほら。

心の中で、おぉ同志たち!と思いつつ、私は、お目当ての携帯の充電器と、サラダとおにぎりを購入し、雪だるまになりつつ、動かないけど暖かい電車に戻りました。

人目の気にならない場所で、真夜中に空腹を満たし、席に戻ってウトウトしたころ、またアナウンス。

「朝食をお配りします。」

さっき食べたのに…もう少し待てばよかった…と思いつつ、配られたのは、おにぎり。

昨日の夜より食事っぽい!!と感心しつつ、乗客がおにぎりを食べ出した頃に、ようやく動き出す電車。

トンネルを抜けたら、そこはたしかに雪国。

そんなわけで、ながーい夜を過ごし、ようやく金沢駅に着いたのは、朝の8時30分ごろ。

いつもなら、4時間半ぐらいで着くのに、17時間かけてようやく辿り着いた先は、それなりに雪国。

正直、すごく貴重な経験。
でももう経験はしたくない。

そして、この電車内で、17時間を過ごして、不安な中を耐えられたから、この先も、なんとかなるのかもしれないと思いました。

車掌さんも除雪作業員さんも、まわりの乗客さんも、その他の関わった人も、みんなありがとうと思いました。

なんだかんだで、無事にたどり着いてホッとしました。

ちなみに、配られたパンは食べずに非常食として、数日後に、東京に持ち帰りました。

おにぎりは、私の帰りを待っていてくれた、実家の妹に、まさに手土産として持ち帰り、妹のおなかに、配られたその日のうちに、ほどなくおさまりました。
20120210230955
私は↑の缶パンより

美味しいこっち↓がやっぱりイイです☆
20120209094827
今回は、これでおしまいです。

西田りえ

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