Helleborus niger
キリストが誕生したときにマデロンという貧しい一人の少女がお祝いに聖母マリアのもとに駆けつけたが、
キリストの誕生を祝う贈り物が無く嘆き悲しんでいるときに、少女の流した涙が落ちた土の中から忽然と真っ白なニゲル(クリスマスローズ)が咲きみだれ、
少女はその真っ白な花を摘み花束にして聖母マリアと幼子キリストに捧げたという物語が伝えられています。
英名でクリスマスローズとはこの品種のことを言います。
ニゲル、あるいはノイガー、ニガーとも、またはナイガーとも呼びなわされているヘレボルスの原種です。
ヨーロッパイタリア半島の付け根から旧ユーゴスラビアなどバルカン半島にかけての自生。
ニゲルという名前の語源は、植物の根が黒く見えることによるとされていて、古くは薬草としても使用されていました。
古代ギリシャ時代は、悪魔よけの魔力がある植物とも思われたそうです。
根には薬効があり、これらのハーブを採取する薬剤師的な草根採取人Rhizotomos(リゾトモス)は、ニゲルを採取する前に剣でこの植物の周りに円を描き、
医学の神アポロンに祈りをささげる儀式を長々やってから採取したという。それだけ魔力を恐れていたそうです。
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